出産内祝いは、赤ちゃんの誕生を祝ってくださった方への感謝のギフトです。マナーとポイントを押さえたギフト選びで、パパとママの喜びを伝えると共に、新しい家族の名前をお披露目しましょう。
- 出産内祝いって何?
- 赤ちゃんの誕生に際し、親しい方々に贈り物をすること、またはその贈り物自体を出産内祝いと言います。本来は、出産というお祝い事を周囲の人たちと分かち合い、一緒に喜んでいただくという意味合いの贈り物でした。しかし現在では、出産祝いをいただいた方への返礼のギフトという捉え方が一般的になっています。
- 誰に贈ればいいの?
- 赤ちゃんの誕生に際し、出産祝いをいただいた方に贈ります。お金だけでなく、赤ちゃんの服や育児グッズなどのプレゼントをいただいた場合でも、やはりきちんとお返しをしましょう。
- いつ贈ればいいの?
- 赤ちゃんが産まれて1ヶ月以内にはお贈りしましょう。その後にいただいたお祝いには、その都度、あまり遅くならないうちに順次お返しをしていきます。出産後は体調も万全ではありませんし、赤ちゃんのお世話に追われて他のことにはなかなか手が回らないもの。贈る品の目星をつけたり、贈り先のリストを整理するなど、妊娠中から準備を進めておくと後々楽になります。
- 相場はどれくらい?
- いただいた額の三分の一から半額を目安に。出産祝いでは、お金ではなく品物をいただくことも多いので、大体の価格を調べておくと迷わずに済みます。赤ちゃんの服やおもちゃ、絵本など、それほどの高価ではないプレゼントをいただいた場合は、あまり大げさにならないように、お菓子や日用品などちょっとした品物を贈るといいでしょう。
- どんなものを贈ればいいの?
- 日用品や消耗品、グルメギフトが出産内祝いの定番ですが、贈る方の年代や家族構成に合った品物を贈ることが大切です。とは言っても産後の大変な時期に、じっくりと品物を選ぶ余裕がないもの事実。そんな時は、カタログギフトを贈るというのもひとつの方法です。相手の方が自分で好きなものを選べるので、「外す」心配がないのが魅力です。
- どうやって贈ればいいの?
- もちろん、直接ご挨拶に伺って手渡しができればベストですが、遠方の方や多忙な方には、メッセージカードを添えて宅配でお贈りしても失礼にはあたりません。ただし、人づてにお渡しするのはマナー違反。特別な事情がない限り避けたほうがいいでしょう。
- のし紙や水引はどうすればいいの?
- 出産内祝いのお品には、のし紙を掛けて贈りましょう。のし紙を掛けてから包装する「内のし」と、包装紙の上からのし紙を掛ける「外のし」がありますが、内祝いでは控えめな印象の内のしがおすすめです。のし紙の表書きは、「内祝」または「出産内祝」とし、水引の下には赤ちゃんの名前を入れるのが一般的です。名前に難しい漢字を使っていたり、何通りかの読み方がある名前の場合は、ふりがなを振るといいでしょう。水引は紅白の蝶結びとします。蝶結びはすぐにほどけ、何度でも結び直せることから、出産のように何度繰り返してもおめでたいお祝い事に用いられます。
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